発達障害の子供を持つ親御さんの悩み①
発達障害の症状はお子さんによって様々な症状があります。
そんなお子さんをおもちの親御さんの悩みや対処方法などについてご紹介します。
■かんしゃく(癇癪)について
かんしゃく(癇癪)という言葉を聞いたことあると思いますが、皆さんはどんなイメージをおもちでしょうか。
一般的には下記のような行動が該当します。
・泣き叫ぶ
・人にあたる
・手当たり次第にものを投げつける
・手足をバタバタさせながら暴れる
このように暴れたり大声で泣き叫んだり、物をなげたりするなど興奮状態になり行動をおこすことを一般的に「かんしゃく(癇癪)」と言います。
勿論子供によってこれらの状態が異なりますので、全て同じとは考えないでください。
ではこれらのかんしゃくがおきるのはどのような時に起こるのでしょうか。
●何か欲求を伝えたいとき
かんしゃくの背景には子供の欲求が考えられます。何かをしてほしい、お腹がすいた、疲れたなどうまく伝える事がでないのでかんしゃくという形で表現すると言われています。
成長しうまく言葉で伝えられるようになればこれらの症状は減ってきますが、かんしゃくを起こすことで、何かいいことがあったと認識してしまうと繰り返し同じような行動を起こす場合があります。
●かんしゃくをおこさないためのアプローチ
子どもがかんしゃくをおこさないようにするにはどうしたらいいのでしょうか。
勿論子供が10人いれば10人それぞれ異なるのであくまで参考にしてください。
例えば子供が夢中になっていることを中断させると子供は自分の欲求を遮られたと思ってしまい、かんしゃくをおこしてしまいます。
しかし予め時間を決めておけばこころに余裕を持たせることができるので、かんしゃくを起こしにくくなると言われています。
また気持ちが高ぶった時の切替方法を決めておくのもいい方法でしょう。深呼吸したり、一人の時間を作ってみるなど子供にあった方法をみつけましょう。
●かんしゃくをおこした時の対処方
まずは冷静になることです。そしてお子さんの安全を確保しましょう。
例えば投げて危険を伴うものがある場合はすぐに遠ざけるようにしましょう。
また家の外でかんしゃくを起こした場合店内にいた場合はすぐに外に連れ出して落ち着かせましょう。
落ち着いたらまずは子供をきちんと誉めてあげると子供は喜びます。逆に怒鳴ったり感情的になるのはマイナス効果なので、きちんと対処することが大切です。