取組対応について
発達障害を抱えている子供といってもその障害の症状は様々あり、それぞれの障害にあった取り組みをきちんと行う必要があります。
では発達障害にはどのような障害や症状があるのでしょうか。
【障害や症状の種類】
1.自閉症スペクトラム障害
2.ダウン症
3.知的障害
4.学習障害(LD)
5.アスペルガー症候群
6.注意欠陥・多動性障害(ADHD)
これらは全て症状がことなりますので、それぞれに見合った取り組みが必要です。
施設に通わせる親御さんも指導をされる指導員の方にお子さんがどのような症状であるのかきちんと把握してもらう必要があります。
また指導員のかたもお子様の症状をきちんと聞いた上で、どのような指導が必要なのかきちんとカリキュラムを作成する必要があります。
まずは症状について少し説明させて頂きます。
■自閉症スペクトラム障害の場合
発達障がいを広い枠組みでとらえた新しい概念が自閉症スペクトラム障害です。
「社会性」「コミュニケーション」「創造性」の3つの障害がある場合に診断されます。
■ダウン症の場合
日本では新生児1000人に1人の割合で生まれると言われるダウン症。先天性の心臓疾患や難聴、心身の成長の遅れなどが主な症状になっていますが、ダウン症は病気ではありません。
■知的障害の場合
知的能力に障害がある場合に診断されます。発達がゆっくりなお子さんにはペースに合わせた特別な指導が必要です。
■学習障害(LD)の場合
読む、書く、聞く、話す、計算するなどといった特定の学習が一部または複数できない障害の事をいいます。
■アスペルガー症候群の場合
アスペルガー症候群は自閉症スペクトラム障害の中の一つの症状で、知能の遅れはなくても、対人面やコミュニケーションに苦手意識のある子どもたちです。
■注意欠陥・多動性障害(ADHD)の場合
不注意や多動性、相動性の症状で日常生活に支障が出るとき、ADHDという障害が疑われます。落ち着きがない、忘れ物が多い、衝動的に動いてしまうなどが考えられます。