発達障害の子どもを持つ親御さんの悩み⑥
■食事ついての悩み
子どものころは普通の子、発達障害をもった子変わらず好き嫌いが多いですが、発達障害をもった子どもの好き嫌いには様々な理由があると言われています。
それらについて説明していきます。
1.口内の感触が敏感である
これは食べ物(例えばイチゴや揚げ物等)の表面に凹凸がある場合、口の中に入れたときに皮膚や粘膜が食べ物の表面の肌触りに過剰反応する症状があり、これが子どもにとって不快に感じてしまうのです。
2.温かいもの、冷たいものが苦手
ラーメン、うどん、鍋、グラタン等の温かいものや、アイスクリームやかき氷など冷たい食べ物に過剰反応する触覚過敏の一種があります。
3.強い刺激臭があるものが苦手
これは大人でも苦手な人は多いですが、発達障害をもった子の場合嗅覚が過敏な子が多いため、匂いが強い食べ物が苦手です。
4.痛覚が過敏である
痛覚というのは例えば表面がざらざらしたり、ぶつぶつしたりする食べ物や辛い料理を食べたときに必要以上に痛みを感じてしまう感覚です。
ご飯を食べて痛みを感じてしまうのはやはり子どもにとっては苦手意識がついてしまいます。
5.酸味や苦み等が苦手
例えば酸味や苦み、辛みなど特定の味に強い拒否反応を示す場合があります。これはすっぱいものや苦いもの、辛い物は自分にとって危険であるとか、腐っているのではという風に考えさせてしまうため、反射的に受け付けないためです。
6.見た目に抵抗感がある
これも発達障害をもった子に限らないですが、食べ物の見た目(形状や色等)に強い抵抗感を示すことがあります。これは子どもにとって食の好みが激しくなり、変色に繋がってしまうことが多いと言われています。