発達障害の子どもを持つ親御さんの悩み⑤

発達障がいのあるお子さんに多いのが怒りっぽい症状です。これはADHD(注意欠陥・多動性障害)とされています。
発達障がいの子どもが怒りやすいのはどういったときでしょうか。

①疲れているとき

ADHD(注意欠陥・多動性障害)のお子さんの場合、頭がフル回転していることが多く普通の子どもに比べて常に脳が疲れている状態になります。
普段以上に疲れがたまっているときに気持ちのコントロールが難しくなり、自分の気持ちをうまく伝えることができなくなり、怒りの感情になってしまうのです。

②パニックになっているとき

ADHDの子どもは今目の前で起きていることに自分自身でうまく対処することができなくて、どうすればいいのかパニックに陥ってしまう傾向が非常に強いです。
そんなときについつい怒りで表現してしまい、周囲の大人へその状態を知らせようとします。

③不安を感じて切るとき

これは多くの子どもに共通する事ですが、不安になってしまうとその不安を打破するために怒りという感情表現に繋がってしまいます。

④はっきりと嫌といえない

もし発達障がいのお子さんが「イヤ」という感情と「怒り」をセットで覚えている状態だと、不快な感情を切り離して「イヤ」を伝えることが難しいでしょう。
発達障がいを持つお子さんが怒ってしまった時にはまずは興奮状態から抜け出させてあげることが大切になります。
そのためにはじっくりと子どもの話を聞いてあげることで、子どもの精神状態は落ち着いてきます。

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